2. 腎臓病の治療について

2-5. 血液透析

長きにわたり慢性腎臓疾患の治療法として一般的に利用されている、血液透析についてご説明します。

血液透析(HD)の特徴・仕組み

キド兄さん

血液透析は、腎臓の機能が不足している患者の身体から、老廃物や余分な液体を取り除く治療法だよ。通常は医療機関に通院して、週3回ほど、1回3〜5時間程度かけて行うんだ。

毎回の治療開始前には体重と血圧を測定し、どの程度の水分を体から除去するかが決定された後、医療スタッフが「内シャント」に針を刺し、取り出した血液をダイアライザーに通すことで血液透析治療を行うよ。

血液透析(HD)の主な特徴を挙げてみるよ。

  • 血液透析は通常、週に3回程度行われ、1回約3〜5時間程度かかるが、治療の頻度や時間は患者の腎機能や健康状態によって異なる。
  • 透析治療は病院の透析室や透析センターで行われることが一般的。患者は通院し、透析機器に接続されて治療を受ける。
  • 血液透析を行うためには、十分な血流を確保するためのバスキュラーアクセス(血液を体外に導き、透析して血管内に戻す経路)が必要で、そのための内シャント手術が必要となる。
  • 血液透析中や終了後は、めまい、疲労感、不快な足のつり、吐き気、頭痛を経験するケースがある。
キド姉さん

長い間広く利用されているし、自分で装置を操作することもないから、安心できる透析方法かも。

jdsc
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